ユーカリの薫るベランダで[Mobile版]
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ユーカリ育成ブログです。タネを輸入して150種以上のユーカリを育てています。 By eucalyptus_k
by eucalyptus_k
(2017/01/29 04:00)
akiさん、こんばんは!

まず管理については問題ないと思われます。
クルセアナは正直あまり寒さに強いユーカリとは言えません。
我が家や私の実家ではフルタイム屋外で栽培しています。

私の住むところは大阪でもほとんど京都に近い場所で
-2~3℃になることは多く、時には-5℃になる日もあります。
正直このような環境では、水遣りに気をつけていても、
冬が明けると大部分の葉は痛んで散ってしまい、
葉が空き空きになって、見るも無残な姿になります。

クルセアナは成長の遅い品種とはいっても、
それでも成長期には毎年それなりに美しい樹形に
復活して花を咲かせてくれたりしています。

恐らく寒い日の夜間などに玄関に取り込んだりなど
マメな管理をされているので、このような
酷い落葉は起こっていないのだろうと思います。

ただ成長の遅い品種とはいっても
ユーカリの葉の生成サイクルはそれなりに早く、
美しい新芽も成長期が終わると風化して
だんだんと色あせていくもので、
同じ葉が半年も美しいままというのはほぼありえません。

特に冬季は完全に休眠状態で
ほとんど水を吸わずに葉も乾燥していますから、
私でも「あれ?枯れてる?」と一瞬思ってしまうほどに
葉は硬くなり、乾燥で反り返ったりもします。

クルセアナは調子を崩すとすぐに落葉するので、
枯れた葉は早い内にパラパラと散ってしまいます。
葉に軽く触れても葉が散らないのであれば、
それは生きている葉で間違いないと思います。

寒さに強い品種では冬の間も新芽を展開して
寧ろ冬の新芽が美しいものもありますが、
クルセアナは寒さに弱く、冬は休眠する品種なので、
冬季は最も美しくなくなる時期ではあります。

逆に寒さに強い品種では夏に休眠を取ることになり、
夏の葉は非常に汚くなることが多いです。

私はクルセアナは年中樹形を維持することは不可能で、
冬季は半落葉樹みたいなものと割り切って育てています。

伺っている限り非常にマメな管理をされていますし、
問題はないと思われますので、
冬のクルセアナはそんなものであると理解して、
春以降の成長期をじっくり待ってみてください。

ただ上記の性質上、マメな管理をされていても、
冬明けにはある程度葉が散る可能性はあります。

もし葉の多くが軽く触れただけでも
パラパラと散ってしまうようであれば、
またご一報いただければと思います。

それではご参考までによろしくお願いいたします。
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