最近、ユーカリ栽培のポイントについて色々と書いていますが、
これだけは本当に環境によって大きな差が出るため、
中々、これといったオールマイティな方法は導き出せません。
一日中日光の良く当たる、風通しの良い広い庭があれば、
それだけでユーカリなんて
大して難しいものでもなくなるでしょう。
また真夏などで一番怖いのは水切れになってくるでしょう。
しかし、日照の悪い環境や風通しのよろしくない環境の場合、
用土や水分管理に気を使い、難易度も少し高くなります。
その中で一番怖いのは過湿になってくるでしょう。
私がユーカリを育てているベランダは、
通常のベランダよりさらに日照や風通しも悪く、
ユーカリを育てるのには不向きな環境であるといえます。
そのため、私は少し難しく
ユーカリ栽培について考えなければなりません。
今日は我が家がどのような環境なのかをご紹介します。
私の書いたユーカリ栽培のポイントは、
我が家の環境での今時点の最善の栽培方法です。
皆さんの環境と比較して考えてみてください。
ベランダは南向き(厳密には若干南西向き)です。
そのため、夏季には西日だけは良く当たります。
まずはベランダへ出て、右側の状態です。
扉のすぐとなりには大きな簡易温室が二つ置いてあります。
もう少し暖かくなったら、覆いを完全に取り去る予定です。
上段はポット苗、最下段は鉢植えを置いています。
その向こうにはスクラムを組んだ鉢植えが並んでいます。
これはその奥の鉢植えゾーンの写真です。
鉢植えが五列でぎっしりと並んでいます。
こちら側にも室内とつながる扉がありますが、
この扉は完全に封鎖されています。
最奥の右手に見える白いものはクーラーの室外機です。
また、写真上部に物干竿が見えると思いますが、
こちらには毎日洗濯物をぶら下げているわけです。
これが空気の流れの滞留とさらなる過湿を招きます。
また、季節によっては日光を遮る要因にもなります。
春と秋は列の真ん中、冬は列の奥のみ、
夏は列の最前列のみに直射日光が半日程度当たります。
最も太陽の高くなる季節(5~7月)の日照が最悪です。
これはこの鉢植えゾーンをより幅広く写した写真です。
左の壁は完全に日光と風をシャットアウトするので、
冬の寒風やビル風、突風を防いではくれるのですが、
空気の流れをかなり悪くする要因にもなっています。
鉢植えの前の歩けるスペースは狭く、人のすれ違い不可です。
完全に植木鉢が占めている範囲の方が広くなっています。
左の壁の上の柵に折りたたみ式の物干竿が見えるでしょうか。
これを広げてしまうと猿の綱渡りのようにしないと歩けません。
また日光を遮るので靴下くらいしか干せませんToT
これが壁と天井を映した写真です。
今までの写真を見て比較的明るいじゃないか
と思われた方もいるかもしれませんが、
この写真を見ると、屋外と比べて、
ベランダがどれだけ暗いかわかっていただけると思います。
壁は分厚く、天井も壁と同じ範囲まで外に出ています。
内側の物干竿に洗濯物を干した場合には、
台風級の暴風雨でもない限り雨はかかりません。
その代わり日光もかなり届きにくくなってしまいます。
柵の向こうにプランターをくくりつけてあるのが見えるでしょうか。
ここが唯一確保できた一日中直射日光ゾーンなのです。
次にベランダへ出て、左側の状態です。
このスペースは冬以外の季節には非常に良く日光が当たります。
また、ベランダの中では最も風通しの良いスペースです。
そのために少し気難しいユーカリ達を置いています。
ネックとしては、直接ここでは水遣りができないので、
水遣りの際にはわざわざ鉢を移動して水をやり、
水を切ってから元の場所に戻す作業が発生します。
これが我が家の栽培環境の全容です。
とにかく、壁が分厚く、天井もかなり外までせり出しているので、
風の動きがなく、日照もかなり制限される環境です。
恐らく普通のマンションのベランダであれば、
壁が透明で、ある程度の日光を通す素材のものであったり、
壁や柵自体、またはその下部に、
風を通せるスペースのあるものが多いのではないでしょうか。
そのようなベランダに比べると、強風や雨を防げる傍ら、
かなり湿気のこもりやすい環境になってしまいます。
また私のマニア魂のせいで、
異様に鉢が密集していることも
空気の滞留と湿気を招いていると思います。。。
この環境をご参考にしていただき、
ユーカリ栽培のポイントと照らし合わせてみてください。
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