ユーカリの薫るベランダで[Mobile版]
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ユーカリ育成ブログです。タネを輸入して150種以上のユーカリを育てています。 By eucalyptus_k
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【ユーカリ紹介-41】リバーレッドガム (Eucalyptus camaldulensis .var camaldulensis)
コメント(6件) 2012/02/08 16:33
カテゴリ:ユーカリ紹介

続きまして第41回目は、
日本でも非常にメジャーで見かけることも多く、
細長葉ではスタンダードなユーカリ、
リバーレッドガムマリーレッドガムとも呼ばれる
ユーカリ・カマルドレンシスです。

◎ユーカリ・カマルドレンシス
【学名:Eucalyptus camaldulensis .var camaldulensis】
【英名:River Red Gum / Murray Red Gum / Red Gum】
fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像1

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像2

その名前の通り、川や湖などの周辺に生息し、
湿った土壌を好む、とても成長力が旺盛で、
強健で、水が大好きなユーカリです。

このとてもメジャーなcamaldulensisには、
多彩な亜種や変種が数多く存在し、
それら全てを合わせると、ほぼオーストラリア全土に
生息しているともいえる、とてもスタンダードなユーカリです。
私たちもカマルドの愛称で呼ぶことが多いです。

日本ではgunniiがとてもメジャーになっていますが、
一般的な園芸店や植木屋さんのように
商品としてのユーカリを良く知っている人であれば、
ユーカリは成長力が旺盛で、たらふく水を吸って、
寒さにはあまり強くないという印象があるようです。

このcamaldulensisはまさにそのユーカリのイメージに
ぴったりの性質を持っているといえます。

とにかく、camaldulensisの成長力にはびっくりさせられます。
家のように対して日照の良くない環境であっても、
春の発芽から、冬までに簡単に人間の背丈を越えてしまいます。

これはあくまでも家のベランダでの話なので、
日当たりの良い場所や、露地植えであった場合には
さらに激しい成長力に圧倒されることと思います。

今まで紹介してきた中で、globulusrobustaなども
とてつもない成長力を持っていますが、
真っ直ぐに上に伸びる勢いでいえば、
camaldulensisが堂々のトップを飾ることができると思います。

水も大好きで、真夏には1日に1~2回の水遣りを必要とします。
過湿耐性もかなりのもので、暖かい季節は水をやればやるほど、
成長力に磨きがかかっていくほどです。

camaldulensisはまさに育てていても枯れる気のしないユーカリで、
ユーカリの成長力の凄さを見せつけてくれます。

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像3

今回、写真で紹介させていただいている
この青々とした大きな長葉が特徴のcamaldulensis
var. camaldulensisという最もスタンダードなタイプです。

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像5

生息地もオーストラリア南東部全域と
ほぼ、その他の東オーストラリアのユーカリと
同じような地域となっています。

亜種・変種により多少の違いはありますが、
camaldulensisはどれもとても立派な大木へと育ちます。

このvar. camaldulensisであれば
45m以上の立派な木立の大木になります。

近所の公園に立派なcamaldulensisの大木がありますが、
サクラやカエデなどのレベルではなく、
クスノキやメタセコイヤレベルのとても立派な大木です。

気軽にホームセンターなどの庭木コーナーで売られていますが、
このように立派な大木になる品種であることを忘れずに、
万が一、露地植えにする場合には、
十分に覚悟を決めてから決断してください。

どのcamaldulensisも、
茎が四角く角ばっていることが大きな特徴です。

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像4

亜種によっては、新芽の白銀色が強いものや
葉に少し丸みがあるもの、卵型に近い葉のもの、
葉の生え方や向きが異なるものなど様々で、
かなり見た目が異なる変種も存在しています。

今のところその他の亜種・変種にまで手を出す予定はありませんが、
今後スペース的な余裕ができた際には、
白銀色の強いvar. obtusaのみ育てるかもしれません。
ちなみに、このvar. obtusaは中央~西オーストラリア生息種です。

camaldulensisは亜種・変種にもよりますが、
耐寒性がそれほど強いユーカリとはいえません。
一般的には-5~-7℃程度までと言われていますが、
0℃を下回ると、葉は散り際の紅葉のように赤紫色に激しく紅葉します。

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像7

また、寒風を強烈に浴びると、暖地でも激しく葉痛みして、
下葉を中心に散り出してしまいます。

ただ、葉が多く散ってしまったとしても滅多に枯れることはなく、
春になれば、びっくりするほど激しく新芽を吹きます。

var. obtusaなどはさらに耐寒性が低く、
citriodorarudis並みと言われています。

camaldulensisの気になる香りについては、
ユーカリ特有のシネオールの香りをベースに、
少しだけ甘い香りがする比較的ユーカリらしい良い香りです。
globulus程の爽快感はありませんが、
香りも比較的強く、心地よく、これぞユーカリ!といった感じです。

実はこのcamaldulensisの精油ですが
非常に様々な成分が含まれており、
希少性分のクリプトンなども含んでいます。

日本ではアロマテラピー等に使用されることはありませんが、
海外では、医学的に高い評価を得ている精油だそうです。

このように精油の評価が高いためか、
お茶やお酒にしてもとっても美味でした。

親愛なるこあら師匠は事業の関係もあり、
camaldulensisについてはかなり豊富な知識をお持ちです。
また、多くの亜種・変種の在庫もお持ちです。
珍しいcamaldulensisをお求めの方には
こあら師匠の農場をご紹介します。

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像6

細葉でとてもユーカリらしいユーカリcamaldulensis
興味のある方はぜひ一度育ててみてはいかがですか?
ユーカリの強烈な成長力を心から実感できます!

------------------------------
<栽培難易度:A>
香良さ:★★★★
香強さ:★★★
成長力:★★★★★

要水分:★★★★★
耐過湿:★★★★★
耐水切:★★
耐日陰:★★★
耐移植:★★★★★
耐寒性:★★
耐暑性:★★★★
耐病虫:★★★★
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※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

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