ユーカリの薫るベランダで[Mobile版]
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ユーカリ育成ブログです。タネを輸入して150種以上のユーカリを育てています。 By eucalyptus_k
by eucalyptus_k
(2015/12/03 19:45)
Osakano Jieさん、こんばんは。

何と!この時期にカエシア・マグナですか!
家のものは前評判通りミモザと同じ早春でした。

我が家には全てのユーカリの開花時期データがありますが
正直、南半球のデータですから、単純に1月と書いてあっても、
その真逆の7月に咲くのかと思ったら、
全然そうでもないんですよね。

プレウロカルパのように初夏に咲くものは
比較的安定して初夏に咲きつづけるんですが、
特に初春や晩秋に咲く品種というのは曖昧です。

今我が家で最も蕾が良い感じなのが
ウッドワーディーとディシペンス・カララですが、
このまま越冬となりそうなので、
春まで蕾が持つか微妙です。


ちなみにサイトのお写真拝見したのですが、
プルイノサ、もし私のところの苗でしたら、
業者のタネ間違いの可能性があります。

一応文献によるとプルイノサは白色の花固定で、
花の付いている部分も非常に小さいものです。

ブログの大きな蕾と濃い赤の花を見る限り、
リューコキシロン・メガロカルパの可能性が高そうです。
いわゆる現在のリューコキシロン・ロゼアの典型です。

実はリューコキシロン・プルイノサは
もっと際立ってシネレア並みに葉が白く、
茎も強く粉を吹くことが多いようなので、
私のところでもタネ違いを疑ってはいました。

ちなみに我が家のリューコキシロン・プルイノサ改め?
リューコキシロン・メガロカルパ?は
3m近い樹高にまで成長していますが、開花の兆候はありません。

リューコキシロンの亜種識別は本当に難解です。
同じく難解なグニーについては
私的にはある程度の結論を導き出せたのですが、
リューコキシロンは開花からの識別スタートになるので、
正直、解明には限界があります。

実際には業者もタネ収集者も海外のプロ栽培者も
詳細や識別について全然わかっていませんし、
皆興味があるのは何色の花が咲くタネなのか
ということだけです。

我が家では最低でも亜種のメガロカルパ、プルイノサ、
そして原種のリューコキシロンと過去亜種扱いで
現在は別種扱いのペティオラリスを育てています。

恐らくメガロカルパ銘のものは間違いなさそうで、
ペティオラリスも明らかに葉の色や付き方が他と違うので
品種間違いはなさそうなのですが、
プルイノサが怪しい現状、
原種もメガロカルパである可能性があります。

そもそも原種の赤い花の個体と
メガロカルパの差異自体が曖昧で
敢えて言うなら大きなTreeになる原種と
小型で10m程度のメガロカルパという程度の違いですが
そもそも10m自体が相当の大木ですから、
事実上このあたりの識別は不可能に近いです。

我が家のペティオラリスは一応タネ屋の話では、
メガロカルパよりもさらに真紅が強く、
フィシフォリアっぽい色の花が咲く、
以前ロゼアと言われていた個体のもののはずです。

これがうまく開花した後の話ですが、
ペティオラリスには珍しい
オレンジの花が咲くものもあるようなので、
これにも興味があるのですが...

とにかく今でもかなりリューコキシロンだらけになっており、
興味を持てばどんどん増えていきますので、
探究心は尽きませんが、ほどほどにしておこうと思っています。

リューコキシロンはそこそこでかくなりますし、
開花には150cm異常の樹高を要しますから、
大変場所をとり、ベランダがどんどんジャングル化しています。

ブログで色々と品種分けをしてしまいましたが、
今後はリューコキシロンとペティオラリスくらいで考えて、
紹介していこうかなと思っています。

プルイノサのマトモなタネ入手は今後も難しそうですが
のんびり探しながら、いつか見つかったら
こんな亜種もあるよ程度で紹介できればと思っています。
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