ユーカリの薫るベランダで[Mobile版]
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ユーカリ育成ブログです。タネを輸入して150種以上のユーカリを育てています。 By eucalyptus_k
by eucalyptus_k
(2017/01/05 05:49)
めむのっくさん 初めまして、こんばんは。

マクロカルパで色々試行錯誤されているのですね。
私も色々と当初は試行錯誤して試しに試しましたが、
最近はあまり細部にまで拘らなくても、
ただ健全な環境で健康に育てることだけが重要だと実感しています。

それは、とにかく十分な日照と風通しを確保して、
適切な用土と水分管理で、あまり手をかけ過ぎずに、
太陽と風が育ててくれるままに任せるという感じです。

確かにマクロカルパは温度が下がってからの水遣りが難しく、
過湿で一気に弱ってしまうこともある我儘なユーカリですが、
特に夏場の成長期に健康に育てることをしっかりやれば、
少々のトラブルにもへこたれない株になると思っています。

要するに不適切な環境・管理で貧弱な株を育ててしまうと、
その後の管理が難しくなり、手もかかるようになってしまいますが、
しっかりと適切な環境で無理のない管理を行って、強い株をはぐぐめば、
あまり手のかからない強健な株になるという感じです。

マクロカルパを含めて、以前は冬季でも
毎日一株一株チェックをして個別に水を与えていましたが、
今は敢えて1週間に1回程度のチェックにして、
水遣りも微調整はあれど、ほぼ一律に与えています。

そうしてみると、寧ろマメにチェックしていた頃よりも
圧倒的に強健な株が育つようになっており、
冬季のダメージや落葉も極めて少なくなっています。

マクロカルパの室内管理は冒険ですね。
ぜひその結果を教えてください。

ユーカリの室内管理は基本的には私は不可能だと言っていますが、
極めてマメに計算して管理をすれば、
不可能ではないかもしれません。

ただ元々日本よりも激しい日照の国の植物ですから、
そのように育てると、生存はしていても、
決して健全健康な株になることはありません。

そうすると上記の通り、管理の手間や
病害虫などにも悩まされます。

単純に直射日光を強く受けたユーカリの葉と
半日陰や室内で育てたユーカリの葉は大きく異なります。

例えばマクロカルパで言うならば、
前者の葉はカチカチで先端が刺さると痛いくらいに硬いです。
また新芽でもそこそこの硬さがあります。
折り曲げることはできず、無理に曲げるとパキッと折れてしまいます。
このような葉は病害虫などまず寄せ付けません。

一方後者の葉はとても柔らかくふにゃっと折れ曲がります。
繊細で美しく見える部分もありますが、
このような葉は非常に病害虫に弱く、老化も早いです。

元々葉の柔らかいユーカリ、硬いユーカリなどもありますが、
基本的にはほとんどの品種でこのような違いが出ます。

例えば公園に植わっているような半野生のユーカリの葉は
指では裂けない程に硬かったりします。

私も元々後者のような葉のユーカリを
用土・肥料・時には薬剤などを使用して
必死に育てていたといえると思います。

でも今はある種、無理なく、
前者のような葉のユーカリが勝手に育つような
環境と管理を用意するという感じに変わってきています。

それでも、めむのっくさんの挑戦には興味がありますので、
ぜひ今後もその結果をお知らせくだされば嬉しいです。

それではよろしくお願いいたします。
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