ユーカリの薫るベランダで[Mobile版]
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ユーカリ育成ブログです。タネを輸入して150種以上のユーカリを育てています。 By eucalyptus_k
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イチゴの香りがするユーカリ・オリダ (Eucalyptus olida)
コメント(0件) 2011/09/15 19:46
カテゴリ:ユーカリ(品種知識)
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色々マニアックなユーカリを育てている私ですが、
どうしても手に入れることのできない
とっても貴重でレアで魅力的なユーカリがあります。

その名は
Eucalyptus olida

英名は
Strawberry Gum

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見た目は家で育てている
Eucalyptus grandisに良く似ています。

生息地も良く似ているため、
恐らく、性質も似ているものと思います。

grandis青リンゴのような香りがして、
我が家では紅茶とミックスして
かなり美味なお茶として楽しんでいます。

このolidaはその名の通り、
イチゴの香りがするユーカリです。

イチゴやマツタケの香りの元になる
methyl cinnamate(ケイ皮酸メチル)
という芳香成分があります。

これは、イチゴの香りがするお菓子などの
香料としても使用されている成分です。

olidaの精油の成分は
98%以上がこのケイ皮酸メチルです。
また、精油の含有量もずば抜けて多いです。

有毒な成分は一切含まれていないために、
オーストラリアのBushFoodスパイスとして、
葉を細かく砕いたものが販売されています。

芳香成分がもろイチゴと同じですから、
完璧にイチゴの香りのする葉というわけです。

こんな魅力的なユーカリ育てないわけにはいかない!
と速攻でタネを探しましたが、
どうしても見つけることができません。

スパイスとして人気があるため、
過去に酷く乱獲されたことと、
元々かなり生息地の限られたレア品種であったことから、
現在は絶滅の危機に瀕しているようです。

そのため、野生の個体から葉やタネを収穫することは
どうやら禁止されているようです。

それでも、タネを持っている人はいないかと
1年ほど探し続けていますが、
ハッキリ言って全然ダメです。

正直、田舎のタネ収穫者個人にまで
アプローチをかけましたが、
今のところ成果は上がっていません。

一番有力なのは、オーストラリアの政府機関である、
CSIRO(オーストラリア連邦科学産業研究機構)
タネを分けてもらえるよう依頼している件です。
現在、タネの入荷待ちとなっています。

間違いなく、かなりお値段ははると思いますが、
ユーカリマニアとしてはここで引き下がれません。

これからどのような成果が上がるのか、
こうご期待ください!

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