先日メールをいただいた方から
冬のユーカリ管理について書いてほしいと
ご要望があったので、書いてみたいと思います。
あくまでも私の環境と経験に基づいた内容ですので
ご自身の栽環境とは必ずしも当てはまらないので
そのあたりはご了承くださいね。
まず、寒くなって、考えること!
お家の中にいれよう!
これは絶対にダメです!!!
ユーカリの室内管理は
止めてください!!
私も数々のユーカリ栽培者の方と
メールでやり取りをしていますが、
冬季に室内管理をされた方は、
ほぼ全員が全滅させたと伺いました。
室内で植物を管理すると、
思った以上に余分な水分が用土内に残ります。
表面は乾いたように見えても、
内部にはまだまだ湿った部分がたくさんあり、
これがいつまで経っても乾かないのです。
また、風通しも悪いので、
悪質な菌類が発生することにもなります。
実は室内管理の成功データもいくつかありますが、
これは一部の湿潤を好むユーカリのみになります。
比較的、室内管理が容易なものとしては、
citriodora(レモンユーカリ)/gunnii/camphora
robusta/rudis/staigeriana
などがあげられると思います。
このうち、gunnii/camphoraなどは
かなりの耐寒性を持っていますから、
わざわざ室内で管理する必要はありません。
これ以外の特に西AZ出身のユーカリなどは
室内管理で起こる、用土内部の過湿に耐えきれず、
かなりの確率で枯れることになります。
私の知っている方はほとんど枯らせていますし、
私もうまく越冬させられる自信は全くありません。
枯らせたくない場合は
室内管理は厳禁と思ってください。
ただし、一部室内管理は可能ですし、
ある程度、有効な方法でもあります。
これはとても面倒なので
時間的余裕のある方だけにしてください。
その方法とは
昼は屋外に出し、夜は屋内に取り込む。
お店をされている人などは
面倒なく、日課としてできるかもしれませんね。
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