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冬のユーカリ管理 その2(耐寒性について)
コメント(0件) 2011/11/08 20:20
カテゴリ:ユーカリ(栽培知識)
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先日メールをいただいた方から
冬のユーカリ管理について書いてほしいと
ご要望があったので、書いてみたいと思います。

あくまでも私の環境と経験に基づいた内容ですので
ご自身の栽環境とは必ずしも当てはまらないので
そのあたりはご了承くださいね。

では、寒い寒い屋外でどのようにして越冬させるのか?
まずはお育てのユーカリの耐寒温度を知ることが大切です。

これはネットなどで調べればある程度見つかりますが、
わからない場合は私までお問い合わせいただいても結構です。

では例としてcinereaを取り上げてみます。
cinereaの一般的な耐寒温度は-12℃です。

よし!-12℃なら大丈夫だ!
と単純にはいきません。

この-12℃という耐寒温度は
実際には成樹で露地植えの場合
あくまでも一般的な耐寒温度です。

鉢植えであったり、幼苗であったり、
風の強い場所であったりする場合は
かなり変わってきます。

まず、鉢植えの場合は耐寒性が下がります。
一般的には素焼鉢や陶器鉢よりも
プラスチック鉢の方が耐寒性は上がります。

また、水分多めで管理すると耐寒性はガクンと落ちます。
風の強い場所では体感温度が変わりますから、
耐寒性もグンと落ちることになります。

多くの方は鉢植えでの管理をされていると思うので、
これはあくまでも目安ですが、その場合の耐寒性は
この場合の-12℃から3~4℃下がった、
-9~-8℃くらいが妥当な耐寒温度といえます。

次にこの耐寒温度というものは
あくまでも生き延びることのできる限界温度ですから、
葉が傷んだり、葉が散ってしまうことは
全く想定されていない温度になっています。

ユーカリは寒風をびゅんびゅん浴びると
葉が酷く痛んだり、散ってしまうことがあります。

もちろん春には美しい新芽がどんどん出ますが、
冬前の美しい樹形を維持したい場合もあると思います。

そのような場合は、まず風を避ける工夫をすること、
そして、耐寒性をさらに3~4℃下げた、
この場合では-5℃くらいで管理すると
酷い葉痛みを防ぎ美しい樹形を維持することができます。

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