続きまして第02回目は
フラワーアレンジで知らない人はいない!
銀世界ユーカリです。
◎銀世界ユーカリ
【学名:Eucalyptus pulverulenta
Eucalyptus pulverulenta 'Baby Blue'】
【英名:Silver-leaved Mountain Gum】
上記は大きく育った葉ですが、やや痛んだ状態です。
切枝やポプリ、フラワーアレンジメントでは
非常にメジャーなユーカリです!
少しでも親しんだ方は
この名前を知っているのではないでしょうか?
しかし、
実際に銀世界(Gin-Sekai)という
学名のユーカリは存在しません。
ズバリ銀世界というその名は、
フラワーアレンジ等で親しまれるように名づけられた販売名です。
私が調べてみたところ、
銀世界と名づけられたユーカリは大きく分けて2種類あります。
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●Eucalyptus pulverulenta
(プルベルレンタ)
●Eucalyptus pulverulenta 'Baby Blue'
(ベイビーブルー)
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※上の写真のものはBaby Blueです。
pulverulentaの方が大葉で肉厚、白銀色が強く
シネオールの香りをベースに柑橘系の爽快な香りが強くします。。
Baby Blueの方は少し小ぶりで
葉は鮮やかな緑色で光沢があり、
柑橘系+香水のような強く甘い香りがします。
Baby Blueは販売名Little Boy Blue(リトルボーイブルー)
でも販売されています。
これらの品種の葉は非常に肉厚のため、
枝を切ってからも枯れて朽ちずに長くその形状を保ちます。
また、切られて水分や養分を絶たれたことにより干からびて、
葉の表面が粉を吹いたように白くなるという特徴があります。
その特徴から切枝用として広く親しまれているのでしょうね。
切枝用に花屋さん等で販売されているのは良く目にしますが、
園芸用として鉢植えで販売されていることはほとんどありません。
「銀世界のようなユーカリが欲しい!」という方には
素晴らしい農場をご紹介しますのでお気軽に声をかけてください。
特にBaby Blueは女性好みの香りでオススメですよ^^
私は偶然cinerea(銀丸葉ユーカリ)を探しているときに
間違って届いたのがきっかけで良く知ることになりました。
ただ、そのときの状態は劣悪で、長い枝が2本出ているだけ。
多分、春~秋に生えてきた枝を全て切枝用に出荷した後の
出がらしを売りつけられたように思います><
それから何とか冬を越え、
やっと春を迎えてから行った植え替えでピンチを向かえ、
これはちょっと無理かなあというところまでいきました。
一か八かでバッサリ枝を強剪定してみると、
何と、たくさん新芽を吹きました!
詳しくはこちらでご紹介しています^^
栽培難易度表については各品種の紹介ページをご覧ください。
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●Eucalyptus pulverulenta pulverulenta
●Eucalyptus pulverulenta 'Baby Blue'
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