ユーカリの薫るベランダで[Mobile版]
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ユーカリ育成ブログです。タネを輸入して150種以上のユーカリを育てています。 By eucalyptus_k
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ウンキナータ(uncinata)の蕾とクルセアナ(kruseana)の花
コメント(2件) 2014/11/19 12:57
カテゴリ:ユーカリ(花と蕾)
先日実家に行った際に
目に付いたユーカリの写真を撮ってきましたので、
それらをご紹介したいと思います。

一つ目は蕾の付いた
Eucalyptus unicinataです。

fancybox記事348の画像1

育てている人自体も少ないユーカリですが、
他では開花したという話を聞いたことがありません。

当初はそこまで似通ってはいませんでしたが、
成長するにつれて、gilliiに非常に良く似てきました。

また花の付き方や蕾の形状も
若干gilliiに似ていますので、
私も最初はgilliiだと間違っていた程でした。

特に下葉を見るとgilliiに瓜二つですが、
上の写真で先の方の新しい葉を見てみると、
葉にかなり丸みがあり、
葉がお椀のように丸くなっているのがわかります。
gilliiではこのようになることはありません。

このunicinata
西AZのツキヌキユーカリと呼ばれていますが、
私の知っているところでは、
一枚たりともツキヌキ状の葉が生じたことはありません。

一度我が家のベランダで
ツキヌキ状の葉が生じかけたことがありましたが、
結果としてツキヌキ状にはなりませんでした。

fancybox記事348の画像2

こちらは蕾のアップです、
蕾のキャップの先がトゲのように
ピンと尖っているgilliiとは異なり、
かなり丸みがあるのがuncinataの特徴です。

uncinataの花自体は白に近いクリーム色の
一般的なユーカリの花になります。
一方gilliiの花はクリーム色よりも
少し黄色みの強い花になります。

今からだと開花は来春になると思います。


二つ目はユーカリ中でも
屈指の美しさを持つEucalyptus kruseanaです。

fancybox記事348の画像3

fancybox記事348の画像4

とにかくこのユーカリは見た目の美しさがぴか一、
樹高も低めでコンパクトに管理でき、
花もたくさん咲いて咲きやすいと魅力満載なのですが、
栽培が非常にシビアで難しいのが玉に傷です。

個人的にはユーカリ最高難易度と言われる
macrocarpaよりも厄介だなと思っています。

また寒さと梅雨時期の湿気にも弱く、
それらの時期にはかなり葉が傷みます。

実家では非常に好調なユーカリですが、
我が家のベランダではさっぱりです。

日照と風通しの悪い我が家のベランダでは
根本的に環境が合わないこともありますが、
それでも私の苦手なユーカリの一つです。

fancybox記事348の画像5

花自体はライムグリーンの花と言われますが、
いつも写真に撮るとかなり黄色が強く出てしまいます。

ただ実際に見てみると、
光の当て方によって少し見え方は変わりますが、
もう少し緑色が強く見えます。

fancybox記事348の画像6

この写真であれば
ライムグリーンに見えるでしょうか?

kruseanaは真冬以外は
常に花が咲いている印象がありますし、
寒くなったこの時期でもまだ花が咲いています。

樹高も50cmくらいから花が咲きますので
本当に花の咲きやすいユーカリだといえます。

どちらも栽培難易度は中級以上ですが、
是非とも育てて頂きたいユーカリです!
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